「もものかんづめ」を紹介
今回は、ちびまる子ちゃんの作者であるさくらももこさんの大人気エッセイ「もものかんづめ」をご紹介します。
正直、大人気すぎるので今更紹介するのもおこがましいのですが、最近初めて読んだのでどうか紹介させてください。
オススメする人
- エッセイが好きな人
- 都会暮らしの若い人
所要時間
3~4時間
概要
さくらももこさんの日常を綴ったエッセイです。小学生時代の話もあったり、結婚式もあったりとさくらももこさんの様々な時代を綴ったエッセイになっています。話1つ1つも20ページほどで、一冊の本としても読みやすくなっています。
感想
さくらももこさんは面白い人を引きつける磁石なのではないかと思える本でした。
とにかく、登場人物が面白い。
ご近所付き合いや家族との繋がりが希薄になりつつある昨今ですが、自分の周りの人って意外と面白いのかもしれないと思わせてくれます。本書は、特に若い人にオススメです。(私も24歳なので、何とも言えないですが…)
私は、本書の中で家族の話が好きです。ちびまる子ちゃんは「みんな仲良し家族」のイメージです。ですが、さくらももこさんのエッセイでは、家族の中にも嫌いな人もいるし興味のない人もいる「ムラのある家族」のようなイメージです。その生々しさの中に1人1人のキャラクターが面白おかしく描かれています。
嘘だろと思うような話もあったり、リアリティのある話もあったりと1冊の中で話の振れ幅が多い本書は、読み応え抜群です。それでいて、スラスラ読めてしまう最高の読書体験ができます。