「たいのおかしら」を紹介
今回は、ちびまる子ちゃんの作者であるさくらももこさんの大人気エッセイ「さるのこしかけ」をご紹介します。
前回ご紹介したもものかんづめ、さるのこしかけの続きになります。こちら2作品も含め、さくらもものさんのエッセイ3部作として有名なので、是非ご覧ください。
オススメする人
- エッセイが好きな人
- 何もない日常が好きな人
所要時間
3~4時間
概要
さくらももこさんの有名エッセイ3部作の最終作品です。本書は、「日常!」の一言につきます。前作の「もものかんづめ」「さるのこしかけ」も日常を描いたエッセイでしたが、本書はそれにもまして日常です。エッセイの中に盛り上がりもなければ、誰でもh普段経験している話が数多く収録されています。最高です。
感想
さくらさんのエッセイの特徴は日常です。さくらさんの身の回りで起こる日常のエピソードを面白おかしく描いているのが、さくらさんのエッセイの面白いところです。日常と言いつつも、そんな人いないだろという登場人物がたくさん出てきて、さくらさんならではの日常でした。
しかし、本書はさくらさんならではの日常ではなく、本当に誰でも経験している何も起こらない日常です。そんな日常でも、さくらさんなら面白くなってしまうのが不思議なところです。さくらさんの毎日を覗き見ているような気がしていて、なぜかほっとしてしまいました。
ただ、消えたドーナツだけは本当に謎の多い物語でした。ホラーでした。もし私の周りで起こったら、恐怖とドーナツがなくなった悲しさと怒りで精神がどうにかなってしまいそうでした。