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「銀河鉄道の夜」を紹介

今回は、「銀河鉄道の夜」をご紹介します。宮沢賢治の名作です。ヨーロッパ企画さんの「たぶんこれ銀河鉄道の夜」を観に行くにあたり、今回初めて読んでみました。それにしても、「たぶんこれ銀河鉄道の夜」のCMのBGMが好きすぎます。

オススメする人

  • ファンタジーが好きな人
  • 夢が好きな人

所要時間

3時間

概要

 ジョバンニはお祭りの日の夜、1人街を歩いていた。友達とすれ違うなか、母親に頼まれたおつかいに行っていた。ある草原につくと、空から鉄道が走ってきた。鉄道の中には友達のカムパネルラが乗っていた。ジョバンニとカムパネルラは銀河鉄道の不思議な旅を、多彩な登場人物と共に楽しんだ。地上に帰ってきたジョバンニに衝撃の結末が待っていた。

感想

 究極のファンタジー小説だと思いました。宮沢賢治の脳内を見てみたいです。いや、宮沢賢治のラジオが聴いてみたいです。世界観が完成しすぎていて、正直ついていけない、理解できない部分も多々ありました。その中で、「銀河鉄道の夜」はファンタジー小説でもあるし、冒険小説でもあり、終始ワクワクして読むことができました。純粋にファンタジーが好きな方は、その世界観にずっと入り浸れると思いました。

 あと、登場人物が魅力的でした。それぞれエゴイストで自分の欲望を現わにしているような気がしました。でも、我儘な人はいなく、それぞれが自分のやりたいこと・惹かれる点に真っ直ぐであるがために、暖かい空間が車内に溢れていました。

 終始温かい雰囲気でしたが、最後だけ急にミステリーな展開が衝撃的でした。最後の結末があるからこそ、ジョバンニとカムパネルラが体験した経験に意味が出てくるのではないかと思いました。ジョバンニとカムパネルラの理想の世界というか、夢の世界が存分に溢れて具現化したのが、銀河鉄道だったのではないかと思います。

 不朽の名作で、最高のファンタジーである銀河鉄道の夜。ぜひ一度読んでみてください!!!

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