エンタメなるままに

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「シン・ウルトラマン」を紹介

今回は、「シン・ウルトラマン」をご紹介します。特撮が好きな方は見どころたくさんの作品になっていると思います。

オススメする人

  • 特撮が好きな人
  • SFが好きな人

所要時間

2時間

概要

ある日突然に日本にのみ巨大生物が現れるようになった。日本政府はその対策として、禍威獣特設対策室専従班、通称「禍特対」を設置し、巨大生物に対応した。ある巨大生物が現れた時、急に空から銀色の人型巨大生物が現れ、巨大生物を退治して立ち去った。日本政府は人型巨大生物を「ウルトラマン」と名付けた。ウルトラマンは人類の味方なのか、敵なのか。そして、なぜウルトラマンは現れたのか。

感想

ストーリーは素晴らしくて、特撮としての映像もとてもワクワクしました。

その中で、個人的には細かい設定が気になってしまいました。

まず、「ウルトラマン」と命名された経緯が少し弱かったかなと思いました。ウルトラな人間なので、相当の理由がなければ命名されない名前かなと思うのですが、その経緯が不明瞭でどうしても特撮の「ウルトラマン」に寄せた感が強かったです。

あと、ウルトラマンが人間と融合した際の詳細がよく分かりませんでした。人間の神永の記憶はあるのかどうか。それによって、ウルトラマンが取った行動の意図が大きく変わるシーンがたくさんありました。また、人間神永の要素はどこが残っているのか。人間の姿の時はただの人間で、ウルトラマンの姿になった時だけ能力が使えるのか。そのような細かい設定が不明瞭なため、ウルトラマン(神永)の気持ちや取った行動の意図などが分かりませんでした。

 

ただ、ストーリー展開はとてもスピーディーで、集中して観ることができました。2時間以内の内に敵が3体以上現れて、段階的にウルトラマンの秘密や気持ちが明らかになっていく展開は、情報開示と伏線回収が美しかったです。