「キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々」を紹介
今回は、「キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々」をご紹介します。作家の品田遊さんが毎日書かれている日記を集めて書籍化した本になります。1つの話が1ページほどで終わるものなのでとても読みやすい一冊になっています。
オススメする人
- 日記が好きな人
- 日常が好きな人
- スキマ時間に本を読みたい人
所要時間
1週間
概要
品田遊さんの「居酒屋のウーロン茶マガジン」をまとめて書籍化した一冊になります。品田さんの日記がモノの章、イキモノの章、コトの章、コトバの章に分けて掲載されています。内容は、品田さんが日常に対して感じていることが綴られています。1つの日記は約1ページほどで読みやすくなっているので、スキマ時間にも読みやすい本になっています。
感想
まず読んでいて圧倒的に飽きないです。数多くの日記が記載されているのですが、日常のどうでもいいことをつらつら書いたり、気になっていることを深ぼっていたり、妄想の話を書いたりとバリエーションに飛んだ日記がたくさんあります。
その中で今回は、コトバの章の「程度」について感想を書きたいと思います。
世間からズレている、世間とチューニングを合わせるとよく聞きますが、まさにそれを具体化したような話になっています。これらの言葉は言うのは簡単で、人によっては言うことによって他の人とは違う感を出したいと思う人もいるかもしれません。しかし、実生活で体感することはそれほどないのではないかと思います。そんな言葉にビシッとくる実体験を提供してくれる素晴らしい日記になっています。品田さんの日記の面白い理由は、実体験を基にしてそこから自分で考えた話であるからだと思いました。だからこそ、話1つ1つに説得力があるのだなと感じました。
後、途中に挿入されている「イデアのゆりかご」という漫画が最高なのでぜひ読んでください!