エンタメなるままに

最近楽しんだエンタメをつらつらと書いています

「変な家」を紹介

今回は、「変な家」をご紹介します。最近、第2段の「変な絵」が発売されましたね。もちろん「変な絵」も読んだので、そちらは別のタイミングでご紹介します。今回は第1段の「変な家」をご紹介します。

オススメする人

  • ミステリーが好きな人
  • スラスラと本が読みたい人

所要時間

2h

概要

ある家の間取りは不可解な点が多数あります。その家は殺人をするために作られた部屋と考えられる点がたくさんありました。家の間取りを解き明かしていくにつれて、なぜこの家が作られたのか、誰が作ったのかの謎が解き明かされていきます。ミステリーであり、人間物語である最高の1冊です。

感想

本としてのワクワク感と内容の衝撃がすごい作品でした。

本章は最初に、読者に間取りを見せるのですが変な間取りの謎を登場人物と一緒に解き明かしていくことができます。変な間取りは殺人を行うための部屋として見ることができます。しかし、それはあくまでの間取りを見ただけの妄想にすぎません。殺人部屋なんてものはあまりにも非現実すぎてあり得ないと思ってしまいます。物語が進むにつれて、この謎が解き明かされていきます。そして、妄想であったものがどんどんとリアルになっていきます。この非現実→現実への流れるような移行が、本書を読み始めると止まらなくなる要因の1つです。とにかく結末が知りたくてワクワクしっぱなしの読書体験でした。

 

内容もミステリー要素だけでなく、家族愛などの人間模様も出てきて読み進めていく中で様々な感情が出てきます。最初はホラー寄りの本かと思っていると衝撃を受けます。ネタバレになるので詳細は控えますが、変な家が作られる過程で、様々な人間の思いや工作が絡まり人間物語としても楽しめる1冊になります。

Amazon

https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%89%E3%81%AA%E5%AE%B6-%E9%9B%A8%E7%A9%B4/dp/4864108455/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1671543042&sr=8-1