エンタメなるままに

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「言の葉の庭」を紹介

今回は、「言の葉の庭」をご紹介します。2013年に作成された新海誠監督の作品です。「すずめの戸締まり」を観て完全に新海作品にハマっています。Amazon Primeで過去の新海作品を漁って観る毎日です。

オススメする人

  • 仕事が辛い人
  • 逃げ場がない人
  • 綺麗な映像が好きな人

所要時間

1時間

概要

タカオは雨が降ると午前中の学校をサボって、新宿御苑の屋根付きベンチに行く。ある日、ベンチには朝からビールとチョコレートを食べる女性がいる。それから雨の日には、その女性と時間を過ごすことになる。女性の正体とは?なぜ女性はいつもいるのか?なぜ2人は雨の日にベンチで出会うのか?夢を持つ人と働いている人に考えさせられる作品になっています。

感想

雨や隣にいる他人。そんな普段どこにでもあるもの、誰でも接するものがある人にとっては支えになっているのだなと感じる作品です。タカオとユキノそれぞれの雨が降っているとわかった時の希望の表情がとても印象的でした。それは将来に対する希望ではなく、今いる現実から逃避できる希望という感じでした。雨によって、よく知らない人と出会うことによって現実から逃げる。その手法が、とにかく傷づついてしんどい現実と向き合う方法なのではないかと思いました。

 

46分という短いアニメーションなのですが、伏線と回収、最後の膨らみまで無駄なく構成されていて、時間はすぐ経つけど印象に残るシーンはとても多かったです。長時間映画を観る時間はないけど、何か映像作品を観たいという方にオススメの作品になっています。