エンタメなるままに

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「架空OL日記1」を紹介

今回は、バカリズム著「架空OL日記」をご紹介します。

 

オススメする人

  • エッセイが好きな人
  • 本を読んで笑いたい人
  • 日常がつまらない人

所要時間

2~3時間

 

概要

芸人であるバカリズムが自身のブログで架空のOLの日常を綴った、「架空升野日記」を書籍化したのが本書です。本当に架空なのかと思えるくらいリアルなOLの日常が描かれています。(かくゆう私もOLではないので、私が思い描くOLの日常も架空なのですが…)リアルな日常なので、基本的には何も起こらないです。そんなゆったりとした、すくっと笑える読書体験ができます。

 

感想

日常は切り取り方次第でいくらでも面白くなるなと感じる本です。本書で起こっていることは絵に描いたような日常です。朝仕事に行って、仕事が終わったら同僚とご飯に行く。休日は、午前中はゴロゴロして、午後に友達と遊びに行くかゴロゴロする。たまに寝坊して、会社に遅刻しそうになる。(でも遅刻はしない)個人的に好きなのは、休日にはほぼ確実に部屋の掃除をしていることです。ゴロゴロしているだけでは謎の罪悪感に苛まれるため、部屋の掃除をすることで無駄な達成感を感じる。何のためにやっているのかわからない掃除の時間が毎回あることが個人的にはツボでした。

 

本書を読むと、自分の日常も実は面白いのではないかと感じてきます。事実私の日常は面白いのかもしれません。日常を面白くするのは、自分の感じ方・切り取り方次第だなと感じます。もっと言うと、自分の日常に感想を持つことが大切なのかもしれません。

何気なく暮らしている日常でも、1つ1つに感想をもてば、そこに引っかかりが生まれる。その引っかかりこそが、日常を面白くする秘訣なのかもしれません。

とりあえず、これから「架空OL日記2」を読みます。

 

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